T-重心をイメージして身体の使い方のポイントを確認しましょう
自然だと思う形で、まっすぐに立って下さい。身体が止まって安定している場合は、どこかの筋肉を緊張させている状態です。リラックスした状態では、身体がユラユラ動くのを感じます。これが余計な緊張がなく、重心で立っている状態です。身体の力を抜いて、いったん足裏の拇指球に体重を乗せてみて下さい。身体は、安定しています。そこから足裏の色々な位置に重心をかけていきます。身体がユラユラ不安定になる位置を探して見ます。そこが自然な状態の重心がかかっている場所です。くるぶしの内側あたりに重心を置いた時に自然な状態ができることが多いと思います。重心の位置を意識する事で、筋肉は余計な緊張から開放されて、バランスの良い状態に近づく事が出来ます。重要なのは、動作の中でもこのような重心を意識して、リラックスできるかどうかです。
このことを無意識に行っているのが、自転車に乗るという行為です。はじめは身体の筋肉が緊張していてすぐに転んでしまいます。しかし繰り返し練習していくうちに、バランスのとれた重心の位置を見つけリラックスした状態で乗れるようになります。
人間の中には、このような事を自然に行う機能が存在します。
U-運動軸を意識して身体の使い方のポイントを確認しましょう
重心とともに大切なものに動作の運動軸があります。身体の関節の動きは、全て回転によってできています。回転には必ず軸があるため、人間の動作のすべてには、必ず軸が存在します。それが運動軸です。
これは、身体の体幹の動きを表す3つの運動軸(前後軸・左右軸・回旋軸)です。

前後軸は左右屈、左右軸は前後屈、回旋軸は捻りの動きの軸になります。何か動作をする時に、正しい軸を意識して動く事によって、身体を正しく使う事が出来るようになります。
身体の動きは、この3つの軸だけではありません。全身のさまざまな動きに対して、運動軸を正しく意識出来るようになれば、身体の自然な動きが出来るようになります。
肘の動きに対する正しい運動軸?
肘を曲げて力こぶを出す時、AとBの軸をそれぞれ意識して力の入り具合を見てください。


A「内側に軸をイメージして肘を曲げる」正しい軸です。こちらをイメージして肘を曲げてくると上腕にグッと力が入ってきます。
B「外側に軸をイメージして肘を曲げる」外側が肘の関節だと思ってしまう間違い。こちらを軸にして曲げようとすると、筋肉にうまく力が入らないと思います。このような間違いが身体の色々な部分で起こっていると、効率よく身体はつかえません。
V-体幹の前後軸を意識して身体の使い方のポイントを確認しましょう
普通に上体を左右に倒して見ましょう。腰から左右に曲げようとしていませんか?どのような形で体を倒しているか意識してみましょう。次にどこが軸になっているか意識してみましょう下図のあたりになっていると思います。

次に胸に軸を意識して胸から左右に倒してみましょう。胸椎にも左右に動く為の軸が存在しています。普段あまり意識されないために、動きにくくなっている人が多いと思います。ここにも軸があることを意識し動かす事で、左右屈の可動域はが広がります。

このように身体の使えていない部分を使えるようにしていくことで、バランス良く動けるようになっていきます。
必ず正しいフォームで行ってください。事故・故障など起こりましても当方の責任ではありませんので、ご了承ください。
フォームチェック20分2000円で行いますので、ご希望の方は、ご連絡ください。